Rethinking To See

 

ある日、なんとなくTVを眺めている自分に気がついた。おそらく見ている意識も無いほどだが、それが数秒なのか数十分は定かではなかった。同じような事は幾度となくあったが、長い時間見ていたはずの映像のイメージはおぼろげにしか記憶していない。
TVやWebで映像を見て、喜び・悲しみ・共感・関心などを感じていたはずだ。だが記憶に残っていないこの時間は、何だったのだろうか。

そこでこの時間を捉える為に「流れ行くイメージ=体験した時間」として記録する事にした。

世の中にあふれている映像を一定時間撮影し作成した写真は、興味深いものになった。重なったイメージが見ていた時間そのものを表現し、16:9のアスペクト比が元々映像であった事を表現している。

一枚の写真となった「時間」は、とても曖昧なものだった。

今の時代は様々なメディア上の情報や映像を考える間もなく受動的に得ている。見ていたはずの曖昧な「時間」から、自分は何を得ようとしていたのか考えてしまう。この再考はこれから自覚的に物事を考えていくきっかけになるはずだ。

 

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© 2019 Mitsuteru Yagi 

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